【CBD問題】 低いTHC上限値に悲鳴も/改正大麻取締法、12月12日施行へ(2024年10月3日号)

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油脂および粉末のTHC上限値は10ppmに

油脂および粉末のTHC上限値は10ppmに

 CBD問題で、関連製品を取り扱う事業者から悲鳴が上がっている。24年12月12日に施行される「大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律(以下改正大麻取締法)」の関係政令で、THCの上限値が、油脂・粉末で10ppm、水溶液で0.1ppmと、極めて低く設定されることになったからだ。「基準が厳しすぎる」「数値を管理できない事業者の撤退が相次ぐのでは」「輸入品を販売するのはかなり難しくなる」といった声が聞かれるようになっている。一方、「これまであいまいだったルールが明確になり、「参入の可否が判断しやすくなる」などと、上限値の設定を歓迎する声も聞かれる。CBDの関係者の中には、「今回の規制で新規参入は増えるだろうが、既存の事業者の半数以上が、撤退や事業縮小をするのではないか」と予測する人もいた。12月の施行をきっかけに、CBD市場は大きな変革期を迎えそうだ。

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