ファイテン/中国越境ECを本格展開/初年度は売上2億円を目指す(2023年11月09日・16日 合併号)

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平田好宏社長

平田好宏社長

 スポーツ関連用品や化粧品の販売を行うファイテン(本社京都府、平田好宏社長)は10月から、中国越境EC事業や広告プロモーション事業を展開する日辰と提携し、中国向け越境ECを本格展開している。中国版ティックトック「Douyin(抖音電商全球購)」などを活用し、中国人への認知を広げる。初年度で2億円の売り上げを目指す。
 ファイテンは1983年の創業以来、健康を補助する商品の開発・販売を行ってきた。ネックレス、サポーター、健康器具などを開発し、多くの特許も取得している。
 中国越境EC事業を手がける日辰との出会いについて、「以前から中国展開は視野に入れていたが、パートナーを見つける必要があった。日辰の李社長が当社に訪問した際に『ぜひファイテン技術を中国に展開したい』と熱い言葉をいただき、良いパートナーに出会えたと思った」(ファイテン・平田社長)と話す。
 ファイテンは現在、中国にも進出している。中国・上海では、パートナーシップ協定を提携している代理店も存在する。今後は「Douyin」でタイアップしたりすることで、中国人の若者などからの商品購入を目指していく。
 中国マーケットの一大イベントである「独身の日」でも、「Douyin」でファイテン商品を特別価格で販売する予定だ。フォロワーが10万人以上抱えているインフルエンサー10人を起用し、ライブコマースを実施する計画だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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