宅配水国内最大手のプレミアムウォーター(本社東京都、金本彰彦社長)は、決済手段の拡充を図っている。同社はこのほど、後払い決済のキャッチボール(本社東京都)が提供する「後払い・com 口座振替サービス」を導入した。クレジットカードを持っていないユーザーや、なるべくカードを使いたくないというユーザーでも、水宅配に契約できるよう、決済手段を多様化するのが目的だ。
プレミアムウォーターが導入した「後払い・com 口座振替サービス」では、口座振替依頼書の取得から、依頼書の内容確認、入金管理に至るまで、口座振替に関する全ての業務を、キャッチボールが導入企業に代わって行う。
プレミアムウォーターの水宅配のユーザーは、月々の水ボトルの利用料金の支払いを、口座振替で行える。
口座振替の登録に時間がかかる場合は、コンビニや銀行、郵便局での請求書払いも行える。
ユーザーの口座残高が不足していて、引き落としができなかったとしても、キャッチボールが立て替え払いをする仕組みになっている。
プレミアムウォーターでは、150万件以上の水宅配の契約者を抱えているが、催事ブースなどの対面で獲得した顧客や、テレマーケティングで獲得した顧客の多くが、クレジットカード契約になっているという。
催事ブースで水宅配サービスの契約を締結する場合は、まず顧客のスマホなどにプレミアムウォーターのアプリをダウンロードしてもらう。ダウンロード後に、その場で、顧客のマイページ上で、クレジットカード情報の登録を行ってもらっているという。催事ブースでは、プレミアムウォーターの端末を使っていないという。
催事ブースでは、クレジットカードを持っていない顧客に対して、カードをその場で発行するサービスも提供している。発行したカードで、宅配水契約が行えるという。
プレミアムウォーターでは、「PayPay」などのQRコード決済の導入も、前向きに検討しているという。さまざまな決済手段に対応することにより、幅広い顧客層の獲得を進めるのが狙いだ。
プレミアムウォーター/決済手段を拡充/キャッチボールの口座振替サービス導入(2023年10月5日号)
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