【ＥＣコンサルタントによる「勝手にＥＣサイト分析」】□□３６４　ジャパンＥコマースコンサルタント協会　宮松利博特別講師・参事〈「ＴＩＬＴＡ」〉／大胆なカテゴリー一覧は一見の価値あり（2023年2月9日号）

　動画コンテンツが当たり前になる中、注目を浴びているのが通常のカメラを動画撮影用にカスタマイズできる「カメラ・リグ」です。外付けバッテリーやモニターといったパーツを用途に応じて自在にカメラに装備することが目的です。
　日本では「ＳｍａｌｌＲｉｇ（スモールリグ）」が有名ですが、「ＴＩＬＴＡ（ティルタ）」も電子パーツを駆使した独自路線で台頭してきました。いずれも中国の深センに拠点を持つブランドです。
　こうしたプロ向け機材のホームページは、基本的には「サポート」や「代理店」ありきで売れることもあるためか、「使い勝手が良い」とは言い難いケースが多いです。ただ、この２ブランドのページはここ数年で一気に使いやすく改善されてきました。
　例えば、少額のパーツからハイエンド向けの商品へとアップセルをかける商品詳細ページの構造は圧倒的に「ＳｍａｒｔＲｉｇ」が優秀です。一方でトップページから目的のパーツへと大胆に誘導させているのが「ＴＩＬＴＡ」のハンバーガーメニューです。

（続きは、「日本ネット経済新聞」２月９日号で）

〈筆者プロフィール〉
みやまつ・としひろ
　元ライザップ取締役。大手ＥＣコンテストで１２部門受賞後、３年で年商２０億円に。上場と同時に保有株を売却し、ＥＣコンサルティング会社を立ち上げ、業界トップのクライアントを多数抱える。日本イーコマース学会専務理事。