【カタログから分析 通販会社調査隊】〈49〉 スペースワン「うつくしま良品本舗」/観光情報など福島県に関連する読み物記事も

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「うつくしま良品本舗」の表紙

「うつくしま良品本舗」の表紙

 福島県の県産品を扱う通販カタログ「うつくしま良品本舗」は11年10月に、福島の地銀・東邦銀行が、東日本大震災の復興支援事業の一環として創刊した。現在は福島県でホームページ制作や、EC支援事業を手掛けるスペースワン(本社福島県、小林清子社長)がカタログ通販を含めた通販事業の運営を行っている。
 同カタログは当初、約半年間の期間限定の発行を予定していた。創刊当時は、運営母体である東邦銀行の下で、スペースワンがカタログの制作業務などを受託していたという。12年4月に、東邦銀行が通販事業をスペースワンに譲渡、現在はスペースワンが同事業の運営を行っている。東邦銀行には現在も、カタログの配布などの面で、「協賛・協力」を続けてもらっているという。
 同カタログは春夏号と秋冬号の年2回発行。同カタログには観光情報など、福島県に関連する読み物記事も掲載している。「カタログを見続けてくれているお客さまに、楽しんで買い物をしてもらいたい」(スペースワン・通販事業部)という思いからだ。14年秋冬号では、県内のお祭りを紹介する特集を掲載した。
 最新カタログの商品掲載点数は約150品目。並行するかたちで開設しているネットショップには、約300品目をそろえている。取扱商品は、福島県の銘菓や酒類をはじめとした食品から、「赤べこ」といった伝統工芸品まで幅広い。中でも、地鶏・和牛などの食肉や、福島県産のコメの人気が高いという。

(続きは本紙1月15日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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