【カタログから分析 通販会社調査隊】114 第一園芸「マイセレクト」/ウェブにつなげて多くのギフトを紹介

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「マイセレクト」の写真の一例

「マイセレクト」の写真の一例

 フラワーギフトや空間装飾、造園などを手掛ける第一園芸(本社東京都、植草慶一社長)は6月28日、花のカタログギフト「マイセレクト」をリニューアルした。以前はカタログを贈られた人が注文する手段ははがきが中心だったが、リニューアルに合わせて注文専用のウェブサイトも新設し、カタログからウェブへの誘導を進めている。
 カタログギフトは写真と同じギフトが届かなければいけない。植物や装飾品の花瓶の中には1年中安定して出荷できないものがあるため、カタログでは年中出荷できるフラワーギフトや観葉植物を掲載している。
 カタログの最後に、ウェブではカタログに掲載している商品のほかにもさまざまな商品を取りそろえていることを文章で紹介。ウェブでは夏の花や正月の水引といった季節に合わせたギフトや、数量が限られている器を利用したフラワーアレンジメントなども紹介している。
 贈る人がカタログギフトを購入してから約1年を商品交換期間とし、季節ごとの商品も見てもらいやすいようにした。冬場は東北より北のエリアは植物が凍結する恐れがあるため配送を控えている。交換期間が1年あれば春以降にもゆっくり選ぶこともできる。
 以前のカタログギフトは花や器が出荷できなくなった際に別のギフトにすぐ差し替えられるよう、冊子ではなく数枚のカードをまとめた形でカタログギフトとしていた。今回のリニューアルでは顧客の利便性を優先して冊子とした。年間を通して安定的に出荷できる花や器を使用したギフトとしたが、商品化にはかなりこだわり、約1年を要したという。

(続きは、「日本流通産業新聞」7月7日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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