【カタログから分析 通販会社調査隊】113 MonotaRO(モノタロウ)「経費節減カタログ」/専門カタログでPB訴求

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 工具などのBtoB通販を手掛けるMonotaRO(モノタロウ)は、コスト削減に役立つプライベートブランド(PB=自主企画)商品だけを掲載した工業用間接資材の通販カタログ「経費節減カタログ」を2年に1度のペースで不定期発行している。PB商品の認知度向上を狙い09年に創刊した。
 今年6月26日に発行した最新号(第4号)は、406ページ建て。14年2月に発行した前号から100ページ増やした。
 メーカー商品よりも安価なPB商品だけを掲載している。最新号では新商品約2000品目を追加し、全70カテゴリーの約1万3000品目を掲載している。新たに農業資材、厨房用品カテゴリーをラインアップに加え、近年利用が増加している農業や飲食業ユーザー向けの商品も紹介している。
 清掃用品など、業種や場所を問わない商品が売れ筋という。
 ECサイトや総合カタログでもPB商品は人気となっており、「他社製品と比べても遜色なく売れている」(広報担当)。
 創刊号から毎回増刷し、最新号は約20万部を発行した。購入履歴などのデータを基に購入見込みの高い顧客に限定して発送している。毎年春と秋に発行している総合カタログ(計18種類)も年々増刷しており、今年春に発刊した最新号は300万部を発行した。
 注文は、ネット、電話、FAXで受け付けている。注文方法比率は、ネットが90%、FAXが8%、電話が2%。「カタログを見ながらネット注文する人も多い」(同)と言う。カタログでもネット注文を促しており、EC限定商品やキャンペーンの紹介もしている。

(続きは、「日本流通産業新聞」6月30日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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