【カタログから分析 通販会社調査隊】112 「マンチェス」/大きい洋服専門で16億円

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 男性向けの大きいサイズの洋服専門のBtoB向け仕入れ通販カタログ「マンチェス」は、マンチェス(本社岐阜県、上田佳宏社長)が年5回、約15万部のペースで刊行している。16年2月期の全社売上高は本紙推定で16億円。そのうち8割以上を通販による売り上げが占めているという。
 同社は1948年に、スーツやコートなどのアパレルメーカーとして創業。次第に「大きいサイズ専門店」として専門性を高めていった。96年にはメーカーからBtoB通販企業として業態をシフト。同年には、大きいサイズの服のBtoC通販企業ミッド・インターナショナル(本社岐阜県、上田佳宏社長)を子会社として設立した。「BtoB事業の取引先との関係を考慮して、BtoC事業は別会社で手掛けることにした」(伊澤由季子EC事業部長)のだという。
 BtoBカタログ「マンチェス」は、Tシャツや靴、アクセサリーなど大柄な男性向けのアパレル商品を集めた総合仕入れカタログだ。Tシャツ1枚、靴下1足の仕入れも可能となっている。
 カタログの発行は春・夏・盛夏・秋・冬の年5回行っている。夏場に2回発行を行う理由については、「大柄な体型で、汗をよくかく人が多いので夏場の需要が高まるため」(同)と説明している。

(続きは、「日本流通産業新聞」6月23日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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