【カタログから分析 通販会社調査隊】100サラダコスモ「ちりこ村 贈りものカタログ」/看板商品「ちこり」で社会貢献

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看板商品「ちこり」

看板商品「ちこり」

 「ちこり村 贈りものカタログ」は、発芽野菜の製造販売を手掛けるサラダコスモ(本社岐阜県、中田智洋社長)が発行している。14年11月に創刊して以来、ギフト需要のある時期に合わせながらも不定期に刊行している。
 同カタログには、同社の看板商品である野菜「ちこり(※)」や、発芽野菜の詰め合わせ、岐阜・中津川の特産品を掲載している。最新号では、同社が機能性表示食品化に成功した骨の健康を訴求する農産物「大豆イソフラボン子大豆もやし」を大々的にアピールしている。
 売り上げの要となるのはおせちだという。同社の地元・中津川のおせち料理を詰め合わせた「田舎の手作りおせち」を販売している。中津川の特産品である、くりきんとんや、同社の発芽野菜もふんだんに詰め、素朴な手作りおせちであることを訴求している。薄味で家庭的な味に仕上げたことが、人気を集める要因になったという。おせちの売り上げが「通販売り上げの大部分を占める」(総合企画室)と言う。
 同社の15年5月期における全社売上高は83億3900万円、そのうち通販売上高は本紙推定で約4億円。そのうちの7割をおせちが占めるとみられる。
 カタログのタイトルに冠されている「ちこり村」は、同社が岐阜・中津川の本社併設で運営している施設の名称だ。同社では、「ちこり村」を「教育型・観光生産施設」としている。

(続きは日本流通産業新聞3月24日号で)

ちこり村 贈り物カタログ

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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