【ヒットの予感】 ポンチョに変わる防災寝袋 <「SONAENOクッション型着られる寝袋」> 防災製品の推奨品マーク取得も(2025年1月16日号)

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必要な時に寝袋やブランケット、着替えスペースに変わる

必要な時に寝袋やブランケット、着替えスペースに変わる

 美容・健康の通販向け商品を開発するドリーム(本社愛知県、大橋秀男社長、(電)052―930―6162)はこのほど、防災寝袋「SONAENO クッション型着られる寝袋」の販売を始めた。
 普段はクッションとして使え、必要な時に寝袋やブランケット、着替えスペースに変わる。21年1月に発売し、8万個を売り上げた第1弾商品「SONAENO クッション型多機能寝袋」をさらに進化させた。テレビやカタログの通販、生協、専門店、自社ECサイトで幅広く販売展開していく。
 SONAENOシリーズは「いつもの便利と、もしもの備えを」をテーマに、日常生活に役立つに防災グッズを展開している。新商品は備え・防災アドバイザーの高荷智也氏と共同開発した。
 今回はクッション、寝袋に加えて、ポンチョにも変形できる。ポンチョは、冷気をしのいで暖かい空気をためこむ防寒仕様で体を温めたり、耐水加工で雨雪を防いだりできる。胸と背中に反射テープを付け、暗い場所や夜でも居場所を示せるようにした。
 防災安全協会が災害時の有効性を認めた製品に付与する「防災製品等推奨品マーク」を取得した。避難所などでは防犯の観点から女性だと一目で分かるような色は避け、落ち着いたカラーの着用が望まれるため、男女兼用のネイビーブルーを採用した。防災・防犯の両面から身を守るフェーズフリーグッズに仕上げたとしている。
 寝袋時は2メートルの長さになり、大人でもゆったり入れる。車の中に置いておけば、急な車中泊やキャンプなどのアウトドアにも活用できる。
 防災士の資格も持つ同社の開発担当の石川もも氏は、「SONAENOシリーズが災害に備えるきっかけになってくれればうれしい」と話している。
 税込価格は1万4800円。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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