【ヒットの予感】 <「超真空」維持するボトル>「shin―ku BOTTLE」 コメ、ワインの賞味期限延長(2024年12月12日・19日合併号)

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「shin―ku BOTTLE(真空ボトル)」

「shin―ku BOTTLE(真空ボトル)」

 真空特許技術のライセンスビジネスやEC事業などのインターホールディングス(本社東京都、成井五久実社長)が販売する「shin―ku BOTTLE(真空ボトル)」に注目が集まっている。
 ボトルにコメや酒類などを詰めれば賞味期限を大幅に延ばすことができる。
 クラウドファンディングなどを経て、今年4月に「shin-ku BOTTLE」のの流通が本格化した。同時期に、自社ECサイト「shin-ku SHOP」も開設した。販売は国内のみならず、海外展開を前提に認知を進めている。
ロケットと同じ真空技術を採用し、真空率99.5%(超高真空)を維持する。特許を取得したという逆止弁によって、さまざまな液体や固体を超高真空状態で保存できる。
 また、手動で簡単に真空状態を作り出すことができ、中身の液体を出しても、容器内の空気が逆流しない。真空状態を一度作れば、最後までフレッシュな状態を保つことができるという。
 今年11月には、ワイン専用の真空ボトル「ヴィドヴァン」を新たに発表した。同社の調査によると、詰め替え後約1カ月間は、酸化による味の変化が見られなかったという。
 現在、同社が展開するECサイトにおける販売価格は、「真空ボトル(容量1000ミリリットル)」の2本セットで税込3960円。飲食店向けなど法人向けの販売も行っている。

ワイン専用の真空ボトル「ヴィドヴァン」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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