【ヒットの予感】 立ち姿勢の仕事をサポート <「STAN CHAIR」> 初年度500台の販売計画(2024年9月26日号)

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「STAN CHAIR(スタンチェア)」

「STAN CHAIR(スタンチェア)」

 美容や健康をテーマにした通販向け商品を開発するドリーム(本社愛知県、大橋秀男社長、(電)052―930―6162)はこのほど、ヘルスケアブランド「&MEDICAL(アンドメディカル)」から、立ち姿勢を快適にサポートするスタンディングチェア「STAN CHAIR(スタンチェア)」を発売した。
 自社ECサイト、家具・インテリアショップ、オフィス家具のサブスクを手掛けるソーシャルインテリアでの販売を予定している。初年度の販売目標は500台とした。
 新しいワークスタイルとして、立って仕事をするスタンディングワークが注目を集める一方で、実際にやってみると長時間の立ち姿勢はつらいと感じる人も多い。姿勢を楽にしようとして背中や腰が丸まったり、足が疲れたりむくんだりして体に負荷がかかってしまうという指摘もある。
 こうした課題に、ドリームは背筋が伸びた立ち姿勢を維持し、足と腰を快適にサポートするスタンディングチェアの開発に取りかかった。以前、別のブランド「プロイデア」でもスタンディングチェアを開発した経験を生かして、よりスタイリッシュでミニマルなデザインに仕上げたという。
 「スタンチェア」は、つま先がゆるやかに上がり、背もたれが腰から尻を支える。足と腰を支える2点サポート構造で、通常の立ち姿勢では足腰にかかっていた負荷を分散する。人間工学的デザインで健康的なスタンディングワークを実現した。
 自宅、オフィスや店舗などさまざまな空間のインテリアと調和するシンプルなデザインとカラーは、「数々のデザイン賞を受賞している『&MEDICAL』ならでは」(広報)と自信を込める。使用しない時は、複数台を重ねてスペースをとらない。
 背もたれに軽くもたれることで、長時間の立ち姿勢でも足や腰に負担が少なく作業を続けられる。通常の立位と比較すると、脊柱起立筋下部の筋活動量が約32%減少するなど、腰や背中への負担が軽減していることを実証しているという。
 ヒットしそうな理由について、「座りっぱなしで腰痛に悩んでいる人がスタンディングワークを取り入れるだけではなく、立ち仕事で足腰の疲れに悩んでいる人にも適応できる。昇降デスクの活用が増えるにつれ、より快適な環境をつくるスタンディングチェアへの注目も高まると予測される」(広報)と分析。開発にも携わっている大橋社長は「体への負担が少なく、腹斜筋のエクササイズや、ふくらはぎのストレッチにもなる効果をぜひ実感してほしい」と話している。
 価格は税込3万800円。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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