【強い通販化粧品会社になるために~基礎講座Q&A】◇107◇ リブランディングで新しいコンセプトを打ち出したい。注意点は?(2024年9月19日号)

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【Q】



 10年ほど通販化粧品でビジネスを展開してきたお陰で、固定客も多くそれなりの規模になってきま した。最近伸び率が落ちてきたので、リブランディングをしたいと考えています。注意すべきポイントは何でしょうか?
            (中堅通販会社)

【A】お客さまの声を徹底的に聞く!その前にインナーブランディングを!



◆ブランディングの成否は?

 40年近く通販化粧品業界で多くの事業会社さまのお手伝いをしてきましたが、その間、多くのリブランディングや商品のリニューアルを見てきました。大胆なリブランディングをきっかけに、大きな話題となって、徐々にファンが増え大成功したブランドもあれば、人気ブランドが訴求を変えたとたんに、大量の固定客が離れてしまって、青息吐息になり、すぐに再リニューアルしたというケースもありました。
 「その成功と失敗の要因は何か?」と問われれば、一言で言うと「お客さまに寄り添う路線変更か、会社都合が優先の路線変更か?」ということだと思います。
 お客さまに寄り添うリニューアルならば、お客さまの意見を真っ先に聞き、お客さまの利益(ベネフィット)を考えます。会社都合のリニューアルの場合は、先に売上拡大やビジネス効率、投資効果などを考えるでしょう。どちらも必要なことですが、長い目で見て、結果として成功しているのは、前者の方が多いように思います。


◆ブランディングの軸は何か

(続きは、「日本流通産業新聞」9月19日号で)

<プロフィール>
 鯉渕登志子(こいぶち・としこ)氏 アパレル業界団体、カネボウファッション研究所を経て(株)フォー・レディーを設立。化粧品通販を中心に「女性のための女性による広告制作」を手掛けている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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