【ヒットの予感】 吸水ツール シリーズ第3弾 <「STTA」> 珪藻土より高機能な水切りマット(2024年3月21日号)

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Lサイズの使用イメージ

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 素材メーカーのアイオン(本社大阪府、小西紀行社長)はtoC(消費者向け)事業として、吸水ツールを販売している。3月13日、商品展開の第3弾として、キッチン用品を発売した。定番の珪藻土を使った商品よりも高機能だという。
 吸水ツールのブランド「STTA(スッタ)」は、主な販路をECとし、toB(法人向け)事業で培ってきた機能性の高さを動画も活用して訴求している。独自の超微細気孔スポンジ「ソフラス」を活用した雑貨やキッチン用品を展開している。吸水力、保水力、排水力の高さが特徴で、吸水素材の定番である「珪藻土」と比較して、吸水量は3倍、吸水速度は6倍という高い効果を持つ。
 新商品の「STTA超速乾・超吸水 水切りマット&クロス」は、「スポンジシート」と「シリコーンマット」の2層構造。洗った後の食器などを置いて使う想定だ。「スポンジシート」は柔らかいため、キッチンクロスとして食器や調理台を拭く際にも使える。
 商品について、「5年以上をかけて開発した独自素材を、日常で使いやすいデザインとして落とし込んだ。一人暮らしから家族向けなど、幅広いニーズに合わせたサイズ展開にした」(EC販売担当・佐藤遼氏)と話した。
 「STTA」のブランドサイトでは、機能性の高さや使用シーンをすぐにイメージできるような画像と動画を載せている。デザイン面については、kenma(ケンマ、本社東京都、今井裕平代表)と協業して世界観を表現した。
 今後は、展示会への出展やメディア露出などで認知を広げる方針だ。
 「『水滴ストレスをなくす』というコンセプトは、日常生活でも役立てると思う。toBで展開していた高機能な素材を、斬新なアイデアで商品化し、より多くの人に使ってもらいたい」(STTAプロジェクトリーダー 本橋拓志氏)と意気込んだ。

ふきんとしても使える

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