【ヒットの秘密】 累計販売1300万本突破 <「エーツーケア」> ANAの厳しい検査クリア(2024年2月8日号)

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「エーツーケア」

「エーツーケア」

 全日空商事(本社東京都、國分裕之社長、(電)0570―028―029)が総代理店となって卸・販売する除菌消臭スプレー「エーツーケア」は、2016年から現在まで、1300万本の販売実績がある。航空会社や医院など5000施設以上への導入実績があるほか、個人向けにも単品販売している。
 室内空間だけでなく、マスクやペット用品などの小物にも使用でき、使用シーンを選ばず除菌・消臭できるのが特徴。インスタグラムなどを中心に、利便性を実感したユーザーから口コミも広がっている。
 「エーツーケア」の強みは、厳しい検査をクリアしたエビデンスのある高い除菌・消臭力を持ちながらも、無臭・無刺激で安全性も兼ね備えていることだという。
 大学や研究機関など第三者機関によるテストを受け、安全性や性能のエビデンスを得ている。また、導入の際に厳しい審査があるANAグループで採用されているというお墨付きもある。「機内は機密機器が多い。それらを傷めないことはもちろん、多国籍、老若男女問わず全てのお客さまの安全を守るにはとても厳しい審査が必要となる」(全日空商事エーツーケア担当者)と言う。
 「エーツーケア」の除菌・消臭効果を支えるのは、「MA-T SYSTEM」(エムエーティーシステム)という要時生成型亜塩素酸イオン水溶液を主成分とした水溶液の技術。菌やウイルスだけに反応する水性ラジカルを内包しており、除菌できれば反応は止まる仕組みになっているという。これにより、除菌・消臭で効果を発揮しながら、安全性を確保できているとしている。
 「エーツーケア」は、化学物質の素材開発を行うエースネット(本社東京都)が開発した「A2Care」(安定化二酸化塩素マタタコロ)を全日空商事が機内用の除菌消臭剤として採用したことに始まる。14年に両社が合弁会社としてエーツーケア(本社東京都)を設立し、「A2Care」の製造販売を強化。16年からは全日空商事が販売総代理店となり、自社サイトでの直販や卸販売をしている。
 価格はサイズや仕様によって異なる。100ミリリットルのボトルで913円(税込)から。詰め替え用や、法人向けに業務用もラインアップしている。

幅広い用途で活躍

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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