【千原弁護士の法律Q&A】▼392▲ 景品表示法改正、注意すべき点は?(2023年10月19日号)

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〈質問〉

 通販会社を経営しています。景品表示法が改正になるという報道に接しました。当社では、さまざまな商品について広告宣伝を行い、常に表現には気をつけていますが、今回の改正で注意すべき内容があれば教えてください。(通販会社社長)

〈回答〉 いきなり「刑事罰」が科せられる可能性あり

 違反行為を繰り返す事業者に対する、課徴金の上乗せや、不当表示に対する自主的な是正措置を講じた業者について行政処分を行わないという「確約手続」などを盛り込んだ改正景品表示法が2023年5月10日に成立し、遅くとも24年の冬頃までには施行されます。その中で注目すべきは、優良誤認表示・有利誤認表示に対し、直罰規定(100万円以下の罰金)が盛り込まれたことです。
 もっとも、課徴金の上乗せや確約手続きは、いずれも景表法違反に対する事後措置という側面であり、貴社を含め不当表示を行わないように活動している多くの企業にとって、それほど大きな意味はないと思います。

 ただし、今回の直罰規定については、大きな影響があります。

(続きは、「日本流通産業新聞」10月19日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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