【ヒットの予感】 発芽機能付き玄米ご飯炊飯器 <「なでしこ健康生活」> 発芽玄米を早くふっくら炊き上げる(2023年10月5日号)

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「なでしこ健康生活」

「なでしこ健康生活」

 ヘルスケア用品のECなどを手掛けるプラスプ(本社東京都、横山充洋社長、(電)03―3518―9420)は7月、玄米をふっくらおいしく、早く炊き上げる炊飯器「なでしこ健康生活」を発売した。通常発芽させるのに1~2日かかる玄米を、自動で発芽させる機能を搭載している。発芽玄米を日常的に食べたいという、30~50代の女性に訴求していく考えだ。「なでしこ健康生活」は、多彩な圧力調理機能を搭載している。市販の圧力炊飯器の場合、1・2~1・3気圧で調理する機種が多いが、「なでしこ健康生活」は、1.8気圧の高圧力で調理ができるという。
 注目の機能として、玄米を発芽させて炊飯する機能も搭載している。発芽玄米は、白米と比較して、40倍の食物繊維を含むといわれている。ビタミンEやビタミンB1、カルシウムなども豊富に含んでいるそうだ。ただ、玄米を発芽させるのには通常、飲料水に1~2日さらしておく必要がある。
 「なでしこ健康生活」の玄米を発芽させる機能を使えば、玄米を研いで炊飯器にセットするだけで、発芽玄米をふっくらと炊き上げることができるとしている。
 「なでしこ健康生活」は、管理栄養士・料理研究家として有名な麻生れいみ氏が監修している。同商品では、圧力調理のほか、低温調理や無水調理など、さまざまな調理方法が可能となっている。
 カラーは「ホワイト×ピンク」の1色展開。価格は税込6万9740円となっている。
 23年9月からは、東京・二子玉川にある次世代型ショールーム「蔦屋(つたや)家電+(プラス)」でも展示を開始した。健康志向の高い世田谷近辺の顧客層の注目を集めているとしている。
 同社では今後、同商品を自社ECサイトで展開するほか、商業施設での実演販売や催事販売などを積極的に行っていくという。販売代理店も募集している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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