【ヒットの予感】人気シリーズを刷新<「BOTANIST」>/累計販売数約1500万本(2023年3月16日号)

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四つのタイプの商品をラインアップ

四つのタイプの商品をラインアップ

 I―ne(アイエヌイー)はこのほど、ボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST(ボタニスト)」の「ボディーソープシリーズ」をフルリニューアル発売する。ボディーソープシリーズは、累計販売数が約1500万本となるなど、人気を博している。リニューアルに当たっては、同ブランド初の医薬部外品として「マイルドケア」タイプも発売する。
 リニューアルでは、スキンケアを選ぶように、自分の肌状態や、なりたい肌に合わせて選択できる四つのタイプの商品をラインアップした。
 (1)普通肌、乾燥肌に「モイスト」(2)特に乾燥する肌に「ディープモイスト」(3)ざらつく肌に「クリアクレンズ」(4)乾燥性敏感肌に「マイルドケア」─の四つだ。肌悩みに合わせて、厳選した植物由来成分を配合した製品を展開する。
 ボディーソープの市場においては、「医薬部外品」が17年比で54%増となるなど、伸長している。コロナ禍の環境変化のストレスや、マスクの着用によって肌トラブルを抱える消費者も増えており、今後も、スキンケアとボディーケアを中心とした敏感肌商品の市場の拡大が見込まれているという。
 そのような市場ニーズに対応すべく、BOTANISTブランドから初の「医薬部外品」として、「マイルドケア」タイプを新たに発売する。「にきび・肌あれを防ぐ」有効成分グリチルリチン酸2Kを配合しており、季節の変わり目に揺らぎやすい肌や敏感肌の人にも向いている商品だという。
 同社が製品開発時に、ボディーソープのニーズ調査を行ったところ、「香りが良いこと」「肌がしっとりすること」「肌に刺激がないこと」が重要視されていることが判明したという。そのため、ボタニストの特徴であるダブルフレグランスの香りの良さと、ボタニカル処方の優しさを両立させ、「優しく洗いキメ整う、なめらかな潤い素肌へ」をコンセプトに商品開発を行ったそうだ。
 潤いを与えながら洗うことができ、キメの整った肌に導くという。肌に必要な油分まで落とし過ぎないよう洗浄成分にもこだわったとしている。植物由来の洗浄成分で、豊かな優しい泡立ちを実現したとしている。
 環境に配慮し、ボトルにはバイオマスPETを使用。詰替え用のパウチにはリサイクルPETを使用しているという。シンプルで洗練された、バスルームに馴染むデザインだとしている。
 「ボタニスト」シリーズの累計販売数は、1億5000万個以上となっている。
 ヒットの要因の一つとして、インハウスクリエーティブの強さがあるという。
 「ボタニスト」ブランドは、「グッドデザイン賞」を受賞した実績がある。デザイン・ブランディングに携わる「ブランディング本部」の人員は50人以上。社内で何度も議論を重ね、アウトプットされた商品を市場に展開しているそうだ。
 刷新した「ボディーソープシリーズ」は3月9日、自社ECサイトで先行販売した。3月17日から、ECモールやドラッグストアなどのリアル販路でも展開予定だ。卸売りにも対応している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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