【ヒットの予感】　電気を通して熱を発生　<「ソノビダブルグラスヒーター」>／インテリアにもこだわり

　ＥＣ事業などを手掛けるエクセルリビング（本社東京都、矢島友和社長、（電）０５０ー６８７６ー４１１７）は１８年から、インテリア家電ブランド「ＳＯＮＯＢＩ（ソノビ）」の販売を手掛けている。
　２２年１０月に、透明なガラスに電気を通して熱を発生させるパネルヒーター「ＳＯＮＯＢＩ　ＤＯＵＢＬＥ　ＧＬＡＳＳ　ＨＥＡＴＥＲ（ソノビダブルグラスヒーター」の販売を開始。ガラスに電気を通す特殊な技術を採用した製品で家電ながら、高いインテリア性も兼ね備えた設計にこだわった。
　ダブルガラスヒーターには、２枚の特殊ガラス「モノハガラス」を採用した。従来のヒーター素材にはアルミやスチールなどで放熱と熱供給を繰り返す必要があるため、電気代など維持管理コストがかかる。「モノハガラス」は蓄電ができるためランニングコストを抑えられ、アルミやスチールの素材と比べて２０倍以上の放射率がある。
　２枚のガラスの間を通る寒気を温めて暖気を発生させるチムニー効果（煙突効果）を利用し、足元の冷感を素早く解消。人が温かいと感じる穏やかな対流を発生させる。
　販売価格は、税込１２万１０００円。卸にも応じている。家電量販店などが卸先になっている。矢島社長は「今期は７００台売りたい」と意気込んでいる。