【ヒットの予感】 1台で2役担う【〈「グリーンアロマミスト」〉/アロマ兼人工観葉植物を発売 (2022年3月24日号)

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マクアケで購入総額179%超えの人気商品

マクアケで購入総額179%超えの人気商品

 家電メーカーのライソン(本社大阪府、山俊介社長、(電)06―6789―0877)は2月から、1台で2役を担うアロマディフューザー兼人工観葉植物を販売している。クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で、購入総額179%超えの人気商品となっている。コロナ禍で精神的に疲弊する人が増える中、簡単に癒やしを得られる商品として認知度向上を図る。
 商品名は「GREEN AROMA MIST(グリーンアロマミスト)」。使い方は水とアロマオイルを入れて、スイッチを押すだけ。人工観葉植物からアロマミストが噴き出す仕組みだ。人工観葉植物なので、水やりや枝切りの必要はない。夏場に虫が発生することもない。
 ライソンにとって、アロマディフューザー兼人工観葉植物の発売は初の試みとなる。そのため、商品開発に多くの時間を費やした。人工観葉植物の耐久性や、肌触りの変化などを調査した。
 「商品の最大連続時間は6時間。その間、きちんと作動しているか、水分を含んで人工観葉植物が重くならないか、通気孔をふさぐことがないかなど、かなり細かく調べた」(広報)と話す。
 この商品を開発しようと考えたのは、山社長の「あるユーチューバーを癒やしたい」という思いがあったからだ。
 「デザイナーだと思うが、自分の仕事内容をユーチューブに上げている男性がいた。激務でとにかく心配になった。この男性に『ホッと』できる瞬間を与えたかった」(同)と開発経緯を説明する。
 癒やしを与えられる商品として、目に優しい緑色でインテリアにもなる商品の開発を決めた。オーディオ兼加湿器なども候補に上がっていた。
 だがオーディオは大型になる。チップを埋め込んで音を流すため、水分との相性も悪い。社員全員でアイデアを出し合った結果、安全で簡単に癒やしを与えられるとして、アロマにも観葉植物にもなる同商品の開発を決めたという。
 商品は5種類。サイズは幅約220~480ミリ。奥行き約200~360ミリ。高さ約300ミリ。重量は約600~700グラム。参考店頭価格は9200円(税込、全種類共通)。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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