【強い通販化粧品会社になるために~基礎講座Q&A】◇73◇ アフターコロナに向けて何を準備すべき(2021年6月17日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

〈Q〉

 弊社は通信販売で化粧品を販売していますが、店頭販売の人たちに比べれば、コロナ禍の影響をあまり受けなかったと思っています。しかし世の中が落ち着いてきたら、何をすべきか、今から準備しておくことを考えたいです。(中堅の通販化粧品会社)

〈A〉 お客参加型の企画で絆深めては

◆我慢生活は長続きできない

 全国的にはまだまだ予断を許さない新型コロナウイルスの感染状況ですが、すでにワクチン接種を受けた高齢者から、徐々に明るい話題が聞こえてきました。例えば、接種を終えた人は「ほっとした」「やっと孫に会える」「安心して出かけられる」などなど。
 私の身の回りでも、自宅に引きこもり状態だったシニア層の女性たちから、「コロナ禍が収束したら、旅行や会食に行きたい」「都会に遊びに行きたい」と計画を話す人が多くなってきました。
 それだけこの1年半の自粛生活が、自由を奪われた我慢の時期だったということなのでしょう。
 弊社でもお得意先と相談して、緊急事態宣言発令中はすべてのお客さまイベントを中止していましたが、それ以外の時期に感染予防対策を徹底して行ったミニイベント(お客さま撮影会、お客さまインタビュー、ミニミニ座談会)は、大変喜ばれました。
 お客さまからは「まったくどこにも出かけられなくて、気分が滅入ってしまうほどだったので、外出する理由ができて良かった」「久しぶりに外出してフルメークのレッスンもできてうれしい」など、我慢生活の中で、小さな楽しみを見つけられたことへの感謝の言葉をたくさんいただきました。
 心なしか、会員情報誌で企画したお客さまアンケートや抽選プレゼントなどの応募数も多くなっているような気がします。つまり人々の我慢生活が限界に近づき、開放感を待ち望んでいることが、ひしひしと感じられるようになってきました。


◆コロナ収束後を夢見て

(続きは、「日本流通産業新聞」6月17日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

強い通販化粧品会社になるために 連載記事
List

Page Topへ