【ヒットの予感】　油を使わず揚げ物料理〈「揚げ直し名人」〉／最高２００度の熱風で仕上げ

　家電メーカーのライソン（本社大阪府、（電）０６―６７８９―０８７７、山俊介社長）は２月１５日、油を使わずに揚げ物が調理できるノンオイルフライヤー「揚げ直し名人」を発売する。
　最高２００度の熱風で調理し、サクサクとした食感の揚げ物を作ることができるという。店で買ってきて冷めてしまった唐揚げ、フライドポテトなどの総菜も温度と時間を調節してからりと仕上がるという。購入した天ぷらの場合の調理目安は７～８分。
　商品部の三上紅美子氏は、「『おうち時間』をより充実させるために商品開発した」と話す。
　温度は９０～２００度、加熱時間は最大で６０分。食材を入れるバスケットとラックは丸洗いが可能なので、使用後の後片付けを楽にした。
　希望小売価格は税込７７００円。全国の家電量販店や雑貨ショップなどで販売していく予定。サイズは幅１９５×奥行２３５×高さ２０５ミリメートル、重さ１．８キログラム。
　外出自粛や飲食店の営業時間短縮により、家で使う調理家電の新商品が増えている中、ライソンは２０年１２月に、おでん、焼き鳥、あぶり料理、熱燗が一台でできる「せんべろメーカー」を発売。販売台数が約１カ月で３２００台に達したという。