【強い通販化粧品会社になるために~基礎講座Q&A】◇66◇ コロナ禍で売り上げは伸びません。

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〈Q〉

 コロナ禍の中、他社の化粧品売り上げは伸びているのに、わが社は落ち込んでいます。コロナ禍でも、既存の通販化粧品会社はチャンスと捉えてさまざまな施策を打ち出したり、店頭販売の会社はEC・通販に乗り出したりと、営業活動が活発化してきました。しかし、わが社ではなかなか売り上げが伸びません。(中堅の通販化粧品会社)
〈A〉 コロナ禍を機に自社ビジネスの棚卸を

◆落ち込みはコロナのせいだけか

 今回のコロナ禍の打撃ですが、まず4~6月までの店頭販売の自粛期間中は、本当にすべてが止まってしまったような状況だったと思います。しかし9月に入って店頭販売が軌道に乗り始めたころから、徐々に売り上げも回復してきたようです。そんな中で御社の回復が遅れているようであれば、それはコロナ禍の打撃だけではなく、もともと現在のお客さまのニーズと合わなくなってきた仕組みにメスを入れる前に、コロナ禍に突入してしまったためではありませんか?
 化粧品だけでなく他商材の通信販売でも見られることですが、そもそもの問題点をそのままにしておいたところに、今回の打撃を受けた会社は、より大きな傷を負っているように感じます。

(続きは、「日本流通産業新聞」」10月15日号で)

〈プロフィール〉
 鯉渕登志子(こいぶち・としこ)氏 アパレル業界団体、カネボウファッション研究所を経て(株)フォー・レディーを設立。化粧品通販を中心に「女性のための女性による広告制作」を手掛けている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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