【インフォマーシャル〈出稿量データから見る商品戦略〉】第8回 キッチン用品のインフォマーシャルは短命?

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 1日に何千分、何万分と流されるインフォマーシャル。よく見る商品もあれば、たまに目新しい商品も登場する。しかし、どんな商品も放送回数や放送分数、放送時期などをじっくり調べてみると、売れる理由や各社の戦略・努力が見えてくる。今回は、ユニークな商品も多い「キッチン用品」の傾向・動向を探ってみた。

■商品の出稿期間は短め

 「切れ味の鋭い包丁」「焦げ付かないフライパン」「さまざまな料理が簡単にできる圧力鍋」など、通販番組での紹介・説明もユニークで、消費者の購買意欲をかき立てるカテゴリーがキッチン用品ではないだろうか。
 インフォマーシャルの出稿量を15カテゴリーの比較で見ても、直近1年ほどは上位に位置している。
 2020年8月の出稿量を参考にすると、放送回数が4位、放送分数が3位だった。ちなみにここ数年の出稿量は微増しており、商品数は横ばいとなっている。
 では、どのような商品の出稿が多いのだろう。20年8月の放送分数上位10商品をグラフにしたものが右だ。
 材料を入れてボタンを押すだけの簡単電気圧力鍋「クッキングプロ」、食品を真空保存できる容器「フォーサ」、油を使わなくても焦げ付きにくいフライパン「フレーバーストーン」などの出稿量が目立つ。

(続きは、「日本流通産業新聞」」10月15日号で)

データ提供:(株)ハニーマスタード
 全国で放送されているインフォマーシャルについて、商品カテゴリー別、商品別、局別などに、放送回数、放送時間、価格などすべてをデータベース化し、プロモーションやマーケティングコンサルティングなどの事業を行う。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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