【インフォマーシャル〈出稿量データから見る商品戦略〉】第1回 今夏1位のパーソナルクーラー「ここひえ」

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ショップジャパンのパーソナルクーラー「ここひえ」

ショップジャパンのパーソナルクーラー「ここひえ」

 1日に何千分、何万分と流されるインフォマーシャル。よく見る商品もあれば、たまに目新しい商品も登場する。しかし、どんな商品も、放送回数や放送分数、放送時期などをじっくり調べてみると、売れる理由や各社の戦略・努力が見えてくる。今回は、今年6、7月、生活家電のジャンルで出稿量1位となったパーソナルクーラー「ここひえ」のヒットの秘密を探る。

■唯一の携帯型冷風機

 今夏、生活家電のなかで圧倒的にインフォマーシャルの出稿量が目立っていた商品がある。それが、ショップジャパンのパーソナルクーラー「ここひえ」だ。一辺が20センチメートル足らずの卓上サイズで重さ約1.1キログラムと軽量、簡単に持ち運べるわりに、タンクに水を入れてセットするだけで、扇風機よりも涼しくやさしい風を体感できるというものだ。
 今年4月にインフォマーシャルの放送が全国的に始まり、8月までの5カ月間で1325回、3万7766分もの出稿量があった。グラフの通り、毎年夏場に向けて人気が高まる、ほかの冷房機器と比較してもその差は歴然だ。

(続きは、「日本流通産業新聞」10月3日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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