【カタログから分析 通販会社調査隊】〈189〉 さくらフォレスト「さくらもち」/従業員の個性にフォーカス

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 健康食品や化粧品のECを運営するさくらフォレスト(本社福岡県、高島励央社長)は、定期顧客向けのカタログ兼会報誌「さくらもち」を発行している。同社の企業理念である「従業員の個性にフォーカスする」を、「さくらもち」の中で表現しており、オペレーターや制作担当者の個性や特技を紹介するコーナーを設けている。従業員の楽しさをカタログで表現し、顧客に伝えることが、顧客満足や、ひいては業績拡大にもつながっているという。
 「さくらもち」は毎月約15万部発行している。休眠顧客などに送っている分を除くと、アクティブな定期会員に送っているのは約12万部だとしている。
 「さくらもち」は、1冊の中に17のコンテンツを設けている。商品紹介のページを除けば、ほとんどが、従業員の趣味や特技を掘り下げてコーナー化したものだという。
 例えば、フラワーアートを紹介する「華の暮らし」のコーナーは、もともとフラワーアートの講師だったというオペレーターの特技にフォーカスした結果生まれた。「花で人を幸せにしたい」という夢を持つオペレーターに、「さくらもち」で表現するよう促したのだという。同コーナーの評価は上々で、同コーナーには、毎月100人以上の顧客から、反響の電話や手紙が寄せられている。


(続きは、「日本流通産業新聞」4月19日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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