【カタログから分析 通販会社調査隊】165 日本棋院「囲碁」/配布対象拡大で認知度向上へ

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 公益財団法人日本棋院(事務局東京都、團宏明理事長)は、発刊する月刊誌の購読者向けに囲碁用品の通販カタログを発送している。囲碁用品だけでなく囲碁をイメージした日用雑貨も充実させている。今年は約4000部を増刷し、発行する週刊紙の購読者や後援会員を新たな配布対象とした。通販における認知度向上と販売強化を図るためだ。会員の多くが60~70代のため、今後もカタログを活用した通販事業を継続していきたいとしている。
 毎年4月に発行する通販カタログ「囲碁」は、囲碁用品や雑貨、囲碁の関連書籍など555品目を取り扱う。近年の傾向として、テーブルに置くことができる囲碁盤セットが売れている。入門用の囲碁セットも人気だという。人気の要因について、「孫に囲碁を教える目的で購入するユーザーが多いようだ」(普及事業部)と分析している。
 カタログの表紙やページのデザインを定期的に変更している。ユーザーが飽きないようにするためだ。今年は商品をカテゴリー別に細かく分類し、検索しやすいように工夫した。

(続きは、「日本流通産業新聞」9月14日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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