【ヒットの秘密】知育玩具/将棋が学べる知育グッズ《くもん出版「NEWスタディ将棋》/ブームで出荷台数急増

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ブーム受け出荷台数が増加している「NEWスタディ将棋」

ブーム受け出荷台数が増加している「NEWスタディ将棋」

 出版物・知育玩具の、くもん出版(本社東京都、志村直人社長、(電)03―6836―0301)が販売する「NEWスタディ将棋」の出荷台数が増加している。
 将棋未経験者でも気軽に将棋が学べる知育グッズとして99年に「スタディ将棋」の名称で発売。数回の改良を経て、ロングセラー商品となっている。
 駒の両面に進める方向を書き込み、駒の動かし方が分からない初心者でも遊びながら自然とルールが覚えられる。
 駒の形は、本将棋の駒の形状に近いくさび型の五角形。駒や盤のマス目のサイズは一般的な本将棋と同じサイズに揃えた。付属の解説書で、基本的な将棋のルールや実戦例、簡易的な詰め将棋などを説明している。
 もともと売れ筋商品ではあった。ただ、中学生のプロ棋士・藤井聡太四段の人気を追い風に、「昨年末から出荷台数が急速に伸びている」(開発事業部販売チーム)と言う。今年4~5月の出荷台数は昨年同時期に比べて1.5倍、6月は2倍となった。
 現在、出荷台数の3~4倍の注文があるといい、品薄状態が続いている。「木製の駒や盤は手作りのため、生産個数を急激に増やすことは難しい」(同)としている。
 希望小売価格は3200円(税抜)。オリジナルデザインの駒、盤、駒ケース、解説書がセットとなる。
 監修は公益社団法人日本将棋連盟。
 サイズは縦36.5×横17.8×高さ7センチメートルで、重さは1030グラム。盤を二つ折りにすると駒ケースが収納できる。
 主な販売ターゲットは、子どもや孫を持つ世代としている。
 商品供給の目途が立てば、新たな卸先への商品供給も行いたいとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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