【サンベール 濱松治社長】 今期売上高25億円へ、ボーナスプラン見直し(2021年10月21日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ムコ多糖を原料とする健康食品や化粧品のネットワークビジネス(NB)を主宰するサンベール(本社東京都)は7月、ボーナスプランを大幅に改定した。既存の報酬プランをベースにしつつ、リーダー会員や、新規会員を紹介したメンバーが優遇されるプランを追加したという。同社の濱松治社長は、「NBの基本に立ち返ってプランを変更した」と話す。サンベールでは、山梨・山口・九州などの地域で会員の活動が活発化しているという。報酬プランの改定で会員の活動をさらに加速させ、22年3月期の売上高を25億円にまで高めたい考えだ。濱松治社長に、報酬プラン変更の目的と、業績拡大に向けた戦略について聞いた。

■行動に見合う見返りを

 ─報酬プランを改定したと聞いたが、目的は。
 7月に、タイトルボーナスとリピートボーナスのプラン内容の見直しを行った。
 目的は、しっかり活動してくれたリーダーに相応のボーナスが行き渡るようにすることだった。「直紹介」にもこだわった。実際に新規会員の登録を獲得した会員には、登録人数に応じたボーナスが支払われるよう、プランを改めた。
 過去2年間のプランでは、シルバーディレクター未満の会員が達成しやすいよう、タイトルアップの条件を緩和していた。そのため、結果的に、GOLDディレクター以上の会員の活動が、ボーナスとしては評価されづらいという側面もあった。会社の負担が増加してしまっていたというデメリットもあった。
 ここ数年で、会員の活動が活発化し、新規登録者数が安定的に伸びるようになってきている。ここで、リーダーたちの活動がもっとしっかりと評価されるようにしたいと考えた。また、新規会員の登録に直接的に結びついている会員が、しっかりと評価されるようにしようとも考え、ボーナスプランの変更に至った。
 具体的には、「ファーストボーナス」を、月間の直紹介人数に応じてボーナスを付与するプランに変更した。
 自分が紹介した会員が、ディレクター以上のリーダーにタイトルアップすると、紹介した人に一定のボーナスを付与する「リーダーシップボーナス」も設けた。
 直紹介すればボーナスにつながる報酬プランも追加し、”入り口”を強化した。ダウンラインが活躍すればボーナスを得られるようにすることで、ダウンラインの育成を促すプラン内容にもしている。
 ─会員の活動が活発化しているというが、その理由は。

(続きは、「日本流通産業新聞」10月21日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ