アリックス・ジャパン(本社東京都)の新GMに、エグゼクティブディレクターの宮城邦夫氏が17年12月6日付で就任した。18年のテーマとして「トランスフォーミング(変化)」を掲げた。アリックスを通じて?変わることができる?魅力を、多くの会員に伝えたいという。今年の戦略について、宮城GMに聞いた。
─GMに就任した経緯について聞きたい。
高杉茂男前GMが、次のキャリアに向けて新たなチャレンジをするという理由で退任したため、米国アリックスの役員からGM就任の打診があり受諾した。
─17年2月のアリックスへ入社以降、力を入れてきたことは。
本社からはリーダーを含め、フィールドと会社のリレーションを高めて欲しいという話があった。17年を振り返ってみると、積極的にリーダーと会い、米国本社の経営陣とその場でスカイプなどでコミュニケーションをとるなどしてきた。
セミナーやミーティング、ときにはアフターにも参加し、メンバーをサポートさせていただいた。それもあって、メンバーからの信頼を得られたのではないかと自負している。
私は、米国の良さをそのまま日本に持ってきた方がいいのではないかと考えている。本社の経営陣と直接話をしてその良さを広げることができればとも考えている。
アリックスに来て感じるのは、本社の役員と距離が近いということ。多くの外資系企業では、本社スタッフと会う機会はコンベンションなど限られた場面でしかない。私自身、SNSを使ってコミュニケーションをとっている。本社には日本のメンバーの名前を覚えているスタッフも出ており、徐々に成果が表れてきている。今後、私がどれだけ現場に出られるかは分からないが、今まで以上に現場とのコミュニケーションを図っていきたい。
─17年12月期の業績見通しについて。
売上高は非公開だが、上位タイトルのチェアパーソン達成者が倍増しており、非常に良い1年だった。
─会員の活動を支援するためのサポートツールも充実させている。
例えば、会員のインセンティブ旅行の思い出を、冊子にして共有するようなツールを17年12月に作った。冊子を作ることで、インセンティブ旅行に参加したいという機運を高めるようにしていきたい。
─昨年はNB主宰会社の「ユニヴェール」と「クオーレ」を経営統合した。その後の状況については。
アリックスと一緒になったことで、インセンティブ旅行を達成したユニヴェールの会員も出てきた。
統合前に、両社のトップリーダーを米国本社に招き、生産体制や経営方針などを説明するなど、コミュニケーションに力を入れてきた。また、統合による課題をヒアリングし、解決に向けて推し進めてきたことも良かった。私がこれまでさまざまな企業で得た経験を生かすことができている。
(続きは、「日本流通産業新聞」3月8日号で)
【〈18年テーマは「トランスフォーミング」〉アリックス・ジャパン 宮城邦夫GM】”変わることができる”魅力を伝えたい
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。