【グラント・イーワンズ 稲井田章治 社長】目玉のフィットネス事業も8月にスタート/この1年半が正念場、新戦略を積極展開

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稲井田章治 社長

稲井田章治 社長

 体型補正下着を商材にネットワークビジネス(NB)を展開するグラント・イーワンズ(本社福井県、稲井田章治社長)はここに来て再び、「成長」という名のロケットの導火線に火を着けようとしている。創業来10年にわたって業績を伸ばし続けてきた同社だが、ここ1〜2年は足場を固めるための「踊り場」の時期と位置付け、商材ラインアップの見直しや、事業戦略の再検討に時間を費やしてきた。反転攻勢の準備が整ったことから、打って出る。目玉のフィットネス事業も8月にスタート。同月には化粧品の新シリーズの発売も予定している。18年9月には大阪城ホールで1万人規模の大規模ファッションショーを開催する考えだ。「ファッションショー開催までに登録会員数20万人を目指す」と話す稲井田社長に話を聞いた。


 ーーー17年9月期業績について聞きたい。

 稲井田 17年9月期の業績は、前年並みの水準で推移している。当社ではここ1〜2年を、足場固めの時期と位置付け、売り上げの追求よりも、商品構成の見直しや、事業戦略の再構築に力点を置いた展開を行ってきた。体制が整ってきたことから、新戦略を積極的に進めていく。

 ーーー新戦略とは。

 稲井田 来年9月に、大阪城ホールで、1万人を集める大規模ファッションショーを開催することを決定した。これまでも4000人規模の大規模ファッションショーを開催したことはあったが、それをはるかに上回る規模のイベントにする予定だ。ファッションショーの開催までに、現在15万人の登録会員数を、20万人まで増やしたいと考えている。そこに向けて、さまざまな施策を進めていく。

 ーーーどのような施策を進めていくのか。

 稲井田 一番の目玉は、8月にフィットネス事業をスタートさせることだろう。来年早々には福井駅前に6階建ての自社ビルを新設し、フィットネス事業の拠点とする考えだ。
 今年2月には専用のホームページも開設。すでにトレーナーの育成も開始している。1期生としては20人、2期生としては40人が、すでにトレーナーになるためのカリキュラムを受講している。

 ーーー従来のフィットネスクラブと違う点は。

 稲井田 ただただ痩せるだけでなく、美しく健康になっていただくフィットネスサービスを提供する。本当の意味での「体力」を身につけていただきたい。事業運営にあたっては、日本健康運動管理指導協会と提携を結び、エビデンスに基づく、独自の教育プログラムを提供していく。
 また、事業展開にあたっては訪販的な要素を取り入れ、相手先の自宅に出向いてのパーソナルトレーニングの提供なども行っていく。フィットネストレーニングと相乗効果が見込める機能性インナーウェアなどの物販もからめた展開を行っていきたいと考えている。フランチャイズ展開を行っていく考えだ。

(続きは、「日本流通産業新聞」6月22日号で)

「ビューティーワールド」にも出展、多くの成果を得た

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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