【ドリーム 大橋秀男社長】〈商品ブランド「プロイデア」を進化〉ブランドごとのカラー出し訴求力高める

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 通販向け商品を企画・開発するドリーム(本社愛知県、大橋秀男社長、(電)052―930―6162)は、専門家と共同開発する商品ブランド「プロイデア」を進化させている。17年は、医療機器や社会貢献型商品など10のブランドを新たに構築。商品の体験を通じて、ユーザーには学びの場所として「ライフ・プレゼンテーション・アカデミー」の提供を目指す。大橋社長に今後の事業、ブランド戦略について聞いた。

 ─イベント「プロイデア オールスター感謝祭~」を16年11月に開催した。狙いは何か。
 今年で3年目のイベントになるが、当社が抱える専門家やその商品を販売する通販企業との交流の場と考えている。こうした交流を通じて通販会社などが当社に対する理解を深めてもらいたいと考えている。
 ─15年6月に、専門家をマネジメントする子会社「プロイデアオフィス」も設立した。どんな展開を行っているのか。
 専門家の書籍の発行やイベントへの出演などを企画提案している。収益の柱という意味ではまだまだだが、ドリーム全体の相乗効果と専門家との関係性については、ムック本の出版などが、それなりの成果になっている。当初の計画通り、これまで24冊(16年12月現在)のムック本を発刊している。
 専門家がショッピングモールやスポーツクラブなどでイベント出演し、認知を高める取り組みも始めている。その場で販売するケースもあるが、事業が収益化するまでは時間が必要だ。
 ─プロイデアの傘下に3年以内に10のブランドを立ち上げていくと発表したが、進捗は。
 既存の骨盤専門ブランド「ラボネッツ」や社会貢献ブランド「アイソシアル」に加え、デザイン性のあるブランドとして医療機器ブランド「&メディカル」を立ち上げた。
 ブランドを小分けにすることで、多様なニーズに応えていけるのではないかと考えた。ブランドごとに、カラーを出すことで結果的に消費者への訴求力を高めたい。ブランドを増やすにあたって、社内の人材も増やしていくことも検討している。
 「プロイデアオフィス」において、現在140人の専門家を中長期的に300人にまで拡大する計画だ。

(続きは「日本流通産業新聞」1月26日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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