【JADMA新会長に聞く】公益社団法人 日本通信販売協会 阿部嘉文社長/通販業界の地位高める

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公益社団法人日本通信販売協会(JADMA、事務局東京都)の第13代会長に、6月24日付で阿部嘉文氏(オルビス代表取締役社長)が就任した。就任後の会見に応じた阿部会長はJADMAの活動方について、①自主規制の徹底②入会促進③認知度向上ーーに取り組む考えを表明した。阿部会長に会長職を引き受けた思いや会長としての抱負などを聞いた。


■前会長の思いを継承

 ーーJADMAの会長を引き受けた理由は。
 「公益社団法人だということは大きかった。通販業界そのものが伸びなければ、当社(オルビス)も含めて会員各社の発展はない。会員各社がもっと存在感を示し、通販業界の地位を高めていくことになれば、自ずとJADMAそのものの位置付けだけでなく、社会にとってどうあるべきなのかということも問われてくる。会長として指名をいただいたわけで、公益性にもかない、通販業界の地位を高めていくことには、微力ながら力を尽くす意味があるのではないかと感じた」


 ーーオルビスの社長を兼ねながらJADMAの会長を務めるのは大変だと思う。佐々木迅前会長もQVCジャパンの社長ながら2期会長を務めた
が、佐々木前会長から申し送り事項やアドバイスは何かあったのか。

 「会員社を増やす、あるいは通販業界の地位を向上させるといった思いは、佐々木前会長が特定商取引法改正議論の際にも苦労・努力されてきた。佐々木前会長だからこそできことはたくさんあったと思うし、そこまで私ができるかは分からないが、佐々木前会長の思いは十分感じたし、その思いは継承していきたい」


 ーー会長としての任期中、これだけは取り組みたいということは。

 「〝JADMAマーク〟がある通販会社は、一流の通販会社もしくは非常に個性的な通販会社で、JADMAとはそのような存在感や個性のある通販会社の集まりだということを消費者に広めていきたい。正会員を中心に認知の向上を図っていくことが、結果として消費者に対する認知の向上にもつながるだろうし、それによって通販業界全体の地位も向上していくとみている」
 ーー具体策は描いているのか。
 「〝これをやる〟ということまでは決めていないが、会員社と一緒に協力しながら取り組んでいくことを検討している。会員社と手を携えてやっていくことで、より効果が出るだろうし、JADMAにとっても自負や会員社に対する意味合いや意義につながっていくと考えているからだ。会員社との連携が一つの鍵になるだろう」

(続きは、「日本流通産業新聞」7月28日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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