【キタムラ 逸見光次郎 執行役員EC事業部長】キタムラのオムニ施策/今年は「写真プリント」に注力

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逸見光次郎氏

「カメラのキタムラ」を全国展開するキタムラは、ECサイトを「実店舗の売り上げを伸ばすためのインフラ」として活用し、成果を上げている。実店舗で多くのネット会員を獲得。その会員がECを利用する際は、大半が店頭受け取りを選択し、再来店するのだという。同社のオムニ施策の陣頭指揮を執る執行役員EC事業部長・逸見光次郎氏は今年の取り組みについて、「オムニを加速するため、『写真プリント』に注力する」方針を示した。オムニ分野の先行事例として注目が集まる同社の戦略について逸見氏に聞いた。

-EC事業部が今年、注力するポイントは。

 EC事業部の目指す方向性は全社的な取り組みとつながっている。現在、ECサイトで注文された商品の7割は店頭で受け取られている。ネットプリントにいたっては9割が店頭受け取りだ。数字も組織の中での役割も明確になり、ECが会社のインフラになっているということが、全社的な認識となっている。ただ、オムニチャネルの取り組みとしてはまだ半分しかできていないと考えている。今年、さらに注力したいと考えているのが「写真プリント」だ。

どのように「写真プリント」に注力するのか。

 昨年、全店舗を改装し、プリントサービスのコーナー「Photo+(フォトプラス)」を設置した。内装を変えただけでなく、富士フイルムと共同でシステムの改修も行った。広いテーブルに大きいモニターを置いて、数人で画像データを確認したり、楽しみながらフォトブックなどを作成できるようにした。
 「フォトプラス」の設置は、プリント強化策の1番目のステップだ。次には、店頭と同様に、パソコンやスマホでも手軽に楽しみながらプリントを注文できるようにする。店舗とネットでのプリントの操作性を共通化することにより、相互利用が進むと考えている。
 さらに3番目のステップとして、画像データを管理できる「フォトクラウド」の提供を目指している。フォトクラウドを利用してもらうことにより、ネットとリアルで同じ画像群を見ながらフォトブックを作成できるようになる。


「フォトクラウド」は収益拡大につながるのか。

 「フォトクラウド」を提供することにより、当社からフォトブックの作成を効果的にレコメンドすることも可能になる。例えば、旅行の写真をまとめてフォトクラウドに入れたお客さまには、オンライン上で自動的に旅行の写真をレイアより、そのビジネスモデルをさらに推し進めることができると考えている。

続きは「日本流通産業新聞」1月14日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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