決済支援サービスを提供するライフティ(本社東京都、馬場智社長、(電)03—6732—1450)は、訪問販売や特定継続的役務、ネットワークビジネス(NB)企業を対象に、ウェブ完結型の分割払い(ショッピングクレジット・個品割賦)のサービスを提案する。営業マンは、タブレット端末を活用する。紙ベースの申し込み書面が必要ない手軽さが最大の特徴だ。
ブランド品や楽器などの高額な趣味用品を販売する通販企業をはじめ、学習教材やオール電化といった家庭訪販、家庭教師派遣付き学習教材販売、エステサロンなどの特定継続的役務にも対応する。ここ数年は訪販企業の取引先が増えている。
サービス名は「WE(ウェ)ぶんかつ」。従来のような紙ベースの申し込み書面は必要なく、スマホやタブレット端末を利用して申し込みを行う。ウェブ上の専用の申し込みフォームに、必要事項を入力するように業務フローを電子化した。これまで書類などで取り交わしていた契約業務をペーパーレス化することで、業務の効率化が図れるだけでなく、セキュリティーの向上も実現していく。
ユーザーがウェブで申し込み情報を入力するとライフティに申し込み通知が送られる。与信を確認した後、ライフティがユーザーに電話で確認するという流れだ。
口座振替手続きにも紙は使わず、銀行の届出印も不要。決済金額の上限が比較的大きく設定されているため、高額商品の販売機会につなげることが可能となる。
商品購入者から手数料を徴収する。「購入者への手数料は業界水準と同等に設定にしている」(同社)。土日祝も営業しており、与信のスピードが早いことも強みとしている。
分割決済だけではなく、収納代行も受けている。例えば、SIMカードを販売している携帯電話販売店が顧客と割賦販売の契約をする際に、その後の利用料金の回収も行うようにした。
そのほか、ウォーターサーバーの利用料金や結婚相談所の入会金の分割決済に対するニーズも増えているという。
訪販・NBを対象に一般顧客や法人向けの売掛債権(未収債権も可)を買い取る「ファクタリング」の提案も始めた。
訪販企業などが顧客へ販売した商品代金(BtoC)や企業からの仕入れ代金(BtoB)の期日未到来および期日経過済み債権をライフティが買い取る。手数料は買い取り債権の内容によって異なる。早期の資金化や債権管理業務軽減につなげることができる。
導入先の事例では、エステサロンなどで自社割賦で契約した顧客に対して、残りの役務の価格を算出して買い取るケースがあるという。
【通販・訪販向け決済】〈訪販・NB〉 ライフティ〈訪販・特役・NB向け ショッピングクレジット〉/高額商品の分割払いを提案/ウェブ完結で記載漏れ防ぐ
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