【通販・訪販向け決済】〈通販・EC〉 GMOペイメントゲートウェイ〈通販・EC向け 決済代行サービス〉/EC加盟店のサポートを充実/格付け会社が最高評価

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 GMOペイメントゲートウェイ(GMO—PG)は、EC(ネット通販)の加盟店向けのサポートに力を注いでいる。今年6月に、格付け会社が主催する評価で、決済代行業界では初めて最高評価を獲得。加盟店への顧客目線による対応が評価された。カスタマーサポート部のパートナー(社員)への研修体制を充実させ、サービスの品質向上に努めている。
 評価を受けたのは、世界最大のサポートサービス業界のメンバーシップ団体であるHDIと同じコンセプトで設立されたHDI—Japan(運営:シンクサービス)が主催している「モニタリング格付け」というもの。最高評価で三つ星から星なしまでランクがあるという。
 HDI—Japanは、損害保険会社や生命保険会社など一般消費者を顧客に持ち、コールセンター業務に注力する企業が中心にメンバーシップ登録をしており、GMO—PGも登録している。
 GMO—PGのカスタマーサポートは、もともとは、受注処理や請求書の発行や導入後のお客さまへのサポート(ヘルプデスク)を実施する部門として始まり、現在はカスタマーサポート部門として独立させた。システム本部・カスタマーサポート部・田中弘道部長は「既存のお客さまを大事にして、一緒に成長していきたい」と話す。その一環として、100人を超える規模の営業部隊とカスタマーサポートがあり、これが他社との差別化になっていると考えている。
 コールセンター業務や決済業界に携わったことのない人も採用。接客スキルの高い業界経験者でコミュニケーションスキルの高い人を中途採用する。
 研修体制については、月1回のペースでパートナーのお客さま対応を聞き、良かった点や課題をフィードバックし、どのように対応すればいいのかを勉強できる機会を設けている。
 サポートセンターには、技術専門の「テクニカルサポート」チームも配置しており、主にエンジニア経験者が対応している。
 メール対応については、「相手の感情が分かりにくい」(田中氏)との理由から、メールを相手先に送信できる人を絞り、リーダーの承認を得ることで品質の向上を図っている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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