スリーピース(本社宮城県、糟谷耕一社長)がSNSや動画を駆使したリクルートに乗り出している。1月下旬から本格稼働したスマートフォンアプリを活用し、参加できないセミナーをライブ配信で見ることができるようにし会員のリクルート支援につなげている。
スマホアプリは、iOSとアンドロイドに対応。新着のお知らせに加え、今月のキャンペーン、今月の無料食事会の情報などを掲載している。会員向けの限定コンテンツでは、当月のコミッションの確認や、組織図、リゾート空室情報、セミナー情報といった基本的な機能に加え、セミナーの動画配信も始める。
動画は「スリーピースチャンネル」として「生ライブセミナーストリーミング」、ダイヤモンドのタイトルのリーダーによるセミナーを配信する「ダイヤモンドチャンネル」、糟谷社長が経営方針を含めたメッセージを配信する「社長チャンネル」の三つを用意した。
セミナーに参加できなかった会員への支援につなげる。糟谷社長が出演するスマホ限定動画の配信も行うという。情報の更新をポップアップで表示するため「有効な情報伝達手段になるものと期待している」(糟谷社長)と話している。
コンプライアンスのコンテンツも盛り込む。ポップアップで法令に関する情報を積極配信することで会員の意識向上につなげる。
そのほか、各種資料として、会社概要や製品資料、交通事故傷害保険、サプリメントに関する臨床結果報告資料、GMP製品マーク表示認証、日本食品分析センターによる分析結果、体温管理士受講申込書─をリクルート支援ツールとして盛り込んだ。
個人事業主を支援
スリーピースは、飲食店や美容室など店舗を運営する会員への支援も始めた。
17年11月に開始した、店舗を経営する会員がPRできる「フリーマーケットショップ」は、会員が来店すると初回は無料でサービスを受けられるようにすることで集客につなげるというもの。20年までに3222店の登録を目指す。
コンセプトは「年商27億円のマーケットと個人事業主をつなぐプラットフォーム」。新規会員登録の3割が何らかのビジネスを行う「個人事業主」。約3万人の会員の中で飲食店、美容関連のサロン経営者の会員登録が増えていることを受けて始めた。
店舗を経営する会員は、店舗情報と写真を本社に申請。3万部を発行する月刊の会報誌や自社の通販サイトなどに広告を無料掲載できるほか、公式フェイスブック、インスタグラムといったSNSに情報が掲載できる。
スリーピースは現在までに、会員へのさまざまな無料付加サービスを展開。「無料食事会」のほか、「交通事故傷害保険」、確定申告などを代行する「無料会計サービス」、無料で宿泊できる施設「リゾート」などがある。
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