【エビデンスのある素材】 公知貿易〈「ゼンブリン」〉/抗ストレス、脳機能改善に有効性

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素材商社の公知貿易(本社大阪府、杉山勝巳社長、(電)06―6222―0208)は、抗ストレス、脳機能改善、快眠に対して有効性を持つ植物抽出物として「ゼンブリン」を提案している。二つの異なるメカニズムを通して効果を発揮する。
 「ゼンブリン」は、南アフリカ原産の多肉植物「スケレティウムトルツオーサム」の抽出粉末。記録によると同植物は、少なくとも300年以上前から食経験があり、ストレスなどに対応する「ムードフード」として利用されていたという。
 認知機能に対する有効性は臨床試験で実証している。
 20人を対象に行った3週間の二重盲検クロスオーバー臨床試験では、認知の柔軟性を高める働きが確認された。
 認知の柔軟性が高まると、複数のタスクを交互に行った際に混乱しにくくなるという。同時に実行機能が高まることも確認された。
 16人を対象にした二重盲検クロスオーバー試験では、恐怖に対する不安感を緩和する効果があることも確認しているという。
 ゼンブリンは、「リラックス」と「集中力向上」という二つの相反するメカニズムに基づき効果を発揮する。
 ゼンブリンには(1)5―HT(セロトニン)再吸収阻害(2)PDE4(ホスホジエステラーゼ4)阻害─の二つの働きがあることが、試験により確認されている。(1)には心の平穏を取り戻す働きがあり、(2)には集中力を高め活動的にする作用があるという。
 原料は種子から一貫して、成分管理のもと、一定条件下で栽培されており、成分の抽出はEUのGMPに合致した工場で行われているという。臨床試験などによって安全性もしっかりと確認されている。
 同社では脳機能改善素材として他に、イチョウ葉やゴツコラといった植物由来素材を提案しており、これらについても近年特に引き合いが増えているという。

■掲載企業
・公知貿易
・日本生物・科学研究所
・キティー
・タヒボジャパン
・コンビ
・龍泉堂
・日本自然療法
・ニュートリション・アクト
など
(続きは日本流通産業新聞 3月26日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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