【食品宅配・通販支援サービス】セカンドスタイル/食品に強い顧客管理システム提供/他企業システムとも連携し効率化

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みなとHDのコールセンター

みなとHDのコールセンター

 セカンドスタイル(本社大阪府、池野一希社長、(電)06―6809―4022)は、食品通販に強い顧客管理システム「スゴ楽通販」を提供している。同システムでは、定期顧客の一元管理や顧客分析を行うことができる。カート・決済・物流を担う外部企業のシステムとも連携が進んでおり、業務の効率化に貢献できる。導入した産直の食品通販企業では、業務効率が大幅に改善され、マーケティング施策の検討に集中できるようになったという。
 カニやめんたいこ、鯨ベーコンなど、産直の食品通販を行うみなとホールディングス(みなとHD、本社兵庫県、飯田訓士社長)は、「スゴ楽通販」を導入している。顧客はECサイトやカタログ、新聞広告から流入する。過去に購入履歴のある見込み顧客に対しては、アウトバウンドコールによる商品提案も行っている。同社が注文を受け付け、仕入れ先のメーカー約100社に対して商品の発送を依頼している。
 セカンドスタイルはヤマト運輸などの配送会社とも提携している。「スゴ楽通販」とヤマト運輸の伝票システムが連携しているため、みなとHDは、ヤマト運輸の各営業所の端末で、みなとHDの発送情報が印字された伝票を印刷することができる。仕入れ先のメーカーは、発送段階で顧客情報の管理をする必要がない。みなとHDとしても、顧客情報をメーカーと共有する必要がないという。
 「スゴ楽通販」を使えば、連携するヤマト運輸のシステムから、荷物の配送状況を直接把握することもできる。そのため、配送に遅れなどが生じた場合、みなとHDから顧客に連絡することも可能だ。
 みなとHDでは、アウトバウンドコールを行う、コールセンターのオペレーターのPC端末が、それぞれ「スゴ楽通販」と連携している。商品提案時に顧客とのやり取りで得た情報を、顧客データとして蓄積していく。蓄積されたデータから、個々の顧客の購買頻度や傾向を分析できる。顧客全体の購買の流れやトレンドも把握できる。これにより、購入が見込める層に対して、効果的にDMを送ったりすることが可能になる。分析データはエクセルデータに変換することもできる。そのため、将来の在庫予測や作業員のスケジュールなどとも容易に照らし合わせることができるのだという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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