【特集:通販会社の顧客獲得最前線】コスモス・ベリーズ/《商品仕入れ》新規開拓に家電活用提案/在庫持たず仕入れ可能

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 ヤマダ電機の100%子会社でボランタリーチェーンを展開するコスモス・ベリーズ(本社愛知県、三浦一光会長、(電)052―774―1177)は、訪販・通販企業向けに加盟店募集を強化している。月1万円の会費で在庫を持たずに家電製品を仕入れることができるメリットを前面に押し出していく。
 仕入れコストの削減や幅広いジャンルの仕入れ、ヤマダ電機の店舗「テックランド」での「直取り」を利用することで、急な仕入れにも対応できることを訴求している。
 また、大型家電の場合に、配送から取り付けまで対応できるサービスもある。
 仕入れが可能な商材は、国内メーカーや海外メーカーの家電商品全般。仕入れの量に関係なく、均一価格で仕入れができる。ヤマダ電機グループとして店舗在庫を活用できるほか、ヤマダ電機の店舗をショールームとして活用でき、顧客との商談に利用できる。
 加盟店向けツール「ふれあいPad」を進化させ、中小メーカーがつくる商品を集めた「拘りの逸品」などを紹介した「家電プロPad」も提供。店頭に陳列しにくいベンチャーの独自性の高い家電の拡販につなげている。商品情報を強化しているほか、商品を使用した顧客の声や修理情報の発信も積極化している。
 加盟店は79業種1万0765店(7月31日現在)。訪販関連企業では、工務店や電気店ガス店、太陽光・オール電化などがある。通販、ECの加盟店では、楽天市場やヤフーショッピングなどECモールに出店する店舗まで幅広い。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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