23年の水宅配市場では、売上高において、業界最大手のプレミアムウォーターが引き続き単独首位をキープする形となった。一方、燃料価格や人件費の高騰、円安の影響などから、業界全体で、配送コストが大幅に高まっている。配送会社に水ボトルの配送を委託する「ワンウェイ」型の水宅配企業は、強烈なボディーブローを食らい続けている。物流コストが高まり続ける中、宅配水ではなく、水道水をろ過して使用する浄水型サーバーの市場が拡大している。宅配水から浄水型サーバーに切り替える消費者も増加している。24年の宅配水市場では、顧客のニーズと、提供したいサービスのバランスを取っていくことがさらに求められるようになりそうだ。
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■掲載記事
・<インタビュー> プレミアムウォーター 金本彰彦社長/顧客数160万件、防災備蓄意識高まりも後押し
・<インタビュー> ナック クリクラビジネスカンパニー カンパニー代表 小磯雄一郎取締役専務執行役員/安心・安全な水を安価に提供する
・<インタビュー> アクアクララ 赤津裕次郎社長/コストコなど新規獲得の販路を拡充
・<インタビュー> ウォーターネット 佐藤英夫社長/地方自治体や万博にも熱中症予防で協力
・<インタビュー> <エベレスト天然水など七つの事業を柱に> 富士山の銘水 粟井英朗社長/グループで当期利益1000億円へ
・<注目支援サービス> 住友重機械搬送システム <ディープストレージ式高密度自動倉庫「MagicRack」> 水ボトルの倉庫保管量を2倍に/大手水宅配企業にも導入が決定
・<注目企業> <ヤマトマテリアル> 浄水型水ボトルも開発中/サーバー換えず浄水市場に参入可
・マーキュロップ/天然水だけどリターナブル/こだわりの強いエコ志向が行きつく
【水宅配業界地図 2024】 PW首位譲らず、浄水型サーバーの市場が拡大(2024年1月11日新年特大号)
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