通販や卸売りで美容商材を展開する各社は、コロナ禍1年目の昨年に続く引き合いに手応えを得ている。マスクの中に入れて抗菌・抗ウイルス効果が期待できるアンダーマスクフィルターなど、コロナ禍ならではの消費者需要を捉えた商品展開やマーケティングが目立ってきた。今後、さらなるニーズの拡大が期待される注目商品の特徴や販促手法をまとめた。卸売りに対応する商品も多く、秋冬向けの商材として注目したい。
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コロナ禍を顧客拡大や販路拡大の機会と捉えて新商品の開発やプロモーションの工夫に乗り出している企業が増えている。
インナーウエア通販のユーアイビィは、ウェブだけでなく、ラジオも宣伝に活用し、マルチチャネルの販促に取り組んでいる。
外出自粛の時世とは裏腹に、香水通販も伸長している。ミルズインターナショナルが自信を持って販促強化に乗り出している香水は「ライジングウェーブ ゼロ エクスタシー」。男性ファンが多く、リピーターが多いという。
在宅時間の長時間化に伴う入浴剤のさらなる需要増加を見据え、サニーライフジャパンとヘルスビューティーは入浴剤のOEMや卸売りに力を入れている。小ロットからの受注にも対応して、販売事業者の要望に応じている。
(続きは、「日本流通産業新聞」6月24日号で)
■掲載記事
・サニーライフジャパン/重炭酸入浴剤の需要増/秋冬向け商材として提案
・〈インタビュー〉ミルズインターナショナル 櫻井聡社長/「モテる香水」に期待大30年に売上58億円目標
・ユーアイエー/高品質・低価格に自信/ネイル硬化ライト需要増
・〈インタビュー〉ヘルスビューティー 松田宗大社長、松田和将副社長/予想の2倍ペースで流通入浴剤OEMにこだわり
・〈インタビュー〉ユーアイビィ 基利枝子社長/アンダーマスク需要拡大ラジオ後、電話鳴りやまず
・オーゾラ/水素とミストでスキンケア/除菌期待できるオゾン発生も
・ドクターセラム/訪販・NB向けの提案強化/美容ローラー「セラムアンジェ」を展開
・アクアバンク/目・肌への美容効果が期待/ゴーグルで”目の水素浴”提案
【需要高まる美容商材】 コロナ禍捉えた開発目立つ(2021年6月24日号)
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