サプリメント「フコイダンDX」単品でネットワークビジネス(NB)を展開する、スリーピース(本社宮城県、糟谷耕一社長)は、会員に無料で提供する福利厚生を強みに組織を広げている。その一つが、会員が無料で使える宿泊施設「リゾート」で、今年4月からキューバやマレーシア、タイなど海外にも順次開設しており会員への利便性向上を図った。
「リゾート」は、スリーピースの会員やその家族が無料で利用できる宿泊施設兼サロン。毎月、申込み者の中から抽選で利用者を決めているが、利用申請者が増えているという。新規で会員登録した人の6割は、リゾートが利用できることが魅力だったとしており、他社と差別化できるツールになっている。
現在までに東京・大阪・兵庫・富山・愛媛、沖縄・福岡・名古屋の全国8カ所にある。本社のある仙台市や札幌市にも年内に開設することを目指している。大阪や東京、名古屋は、高層マンションにリゾートを設けているため眺望が良く人気だという。
コロナ禍に伴い現在は、東京・大阪リゾートの利用は停止している。感染防止対策として、他のサロンでも最大6人を上限に利用者を制限しているという。
リクルートの場所としてリゾートを活用するケースが多く、無料で利用できることをうたうことで新規登録につながっている。リピート利用が多く、日中はビジネスセミナーを行い、夜はパーティーや宿泊に使う会員が多いという。
21年3月期は、ビジネス志向の会員が少ない北海道に設置を計画し、組織拡大につなげたい考え。これまではマンションをリゾートとして提供してきたが、戸建て住宅のリゾートも予定している。21年4月にはインドネシア・バリ島にもオープンを計画している。
【NBサロン】 スリーピース/全国8カ所に無料リゾートを展開/キューバ、マレーシアにも拡大
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。