認知機能や記憶力に関する機能性表示食品の届け出の受理が相次いでいる。「認知」「記憶」というキーワードを含む機能性表示食品の届け出はそれぞれ200件を越えている。医薬品ではなく食品で、脳機能をケアするという意識が、消費者の中でも、今後一般化していく可能性がある。脳機能改善のメカニズムは多様だ。「NGF」など神経栄養因子に着目したアプローチもあれば、ミトコンドリアの活性化を介して脳機能改善を図るアプローチもある。HGFの活性化を介して効果を発揮する製品も、アミロイドβの凝集阻害をメカニズムに持つ製品もある。未病の段階から、脳機能をケアすることができれば、健康寿命の延伸にも貢献できる可能性がある。
■掲載企業
・三菱ガス化学 立川智一バイオプロダクツチーム主席/アンチエイジング効果を訴求
・東洋発酵/脳機能改善効果を確認 〈大豆エキス発酵物「ユニファイン」〉
・協和薬品/体感性高く需要増加 〈複合植物エキス「ディライトアップ」〉
・マリーヌ/「記憶力維持」で機能性表示 〈「高純度鶏由来プラズマローゲン」〉
・〈学術セミナー講演要旨 脳機能改善素材「コグニアップ」〉龍泉堂 塩島由晃社長/認知力、記憶力など高める働き確認
・ビーアンドエス・コーポレーション/「ホタテプラズマローゲン」配合の機能性表示食品を発売
【脳機能改善素材】 脳機能ケアで健康寿命の延伸にも貢献/多様化する脳機能改善のメカニズム
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