空気清浄機や家庭用蓄電池、LED照明などを製造販売するドゥエルアソシエイツ(本社大阪府、綱澤正泰社長)は、住宅用蓄電池の市場拡大を受けて、OEM供給を強化する。
22年3月には、OEM専用の住宅用蓄電池として「富士」の販売を開始する。クライアントの要望に合わせて設計できるのが大きな強みだという。
富士は、パワーコンディショナー2台を接続可能にした蓄電池。単機能型の屋外設置で、容量は8.45キロワットと13.20キロワット、16.90キロワットの3種類を展開。期待寿命は7500サイクルとなっている。パワーコンディショナー2台が接続可能な蓄電池は業界初だとしている。
同社は蓄電池以外にも、光触媒とイオンクラスターが内蔵されている空気清浄機「ALCURE(アルキュア)」を販売している。同製品は、光触媒の効果を活用して空気中のウィルスやバクテリアを除去するというもの。公益社団法人全国調理師養成施設協会(所在地東京都、服部幸鷹会長)が主催する「第37回調理師養成施設調理技術コンクール(以下、グルメピック)」の会場にも、アルキュアが採用された。
コロナ禍の混乱で世界的に品薄が続いている住宅用蓄電池に関して、綱澤社長は「11月16日時点で、ハイブリット型の蓄電池の在庫が多少ある。少しでも業界に貢献できるよう努める」と話している。
【注目の蓄電池】 ドゥエルアソシエイツ〈OEMで販路を拡大〉/来年3月には新製品投入(2021年11月18日号)
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