〈機能性表示食品制度・健康食品産業協議会〉 広告自主基準策定に急進/年度末待たずに最終案とりまとめへ

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各分科会の検討領域と課題

各分科会の検討領域と課題

健康食品に関連する7団体で構成する健康食品産業協議会(事務局東京都、関口洋一会長)はこのほど、機能性表示食品制度の表示・広告自主ガイドラインの最終案について、当初目標としていた16年3月より早く取りまとめる方針になったことを明らかにした。具体的なスケジュールは未定としているが、「すでに市場には機能性表示食品が出回っており、自主ルールの策定は急務。まずはたたき台の作成にあたる」としている。

 同協議会では今年6月、機能性表示食品制度で残された課題の抽出に向け、四つの分科会を設置、始動させた。四つの分科会ではそれぞれ(1)安全性・GMP(2)機能性成分規定(3)機能性評価(4)表示広告─について検討する。分科会ごとに課題を設定している(別表参照)。表示広告の分科会は、機能性表示食品の表示・広告自主ガイドラインの策定に向け取り組みを進めている。機能性成分規定の分科会では、ビタミン・ミネラル類の機能性表示の実現に向けた検討も行っていくという。機能性評価の分科会では、病者データを研究レビューの対象に加える方法がないかについて検討するという。各分科会では年内に中間のとりまとめを行い、16年3月までに最終案を完成させることを目標としている。
 ただ、表示広告の分科会については、16年3月よりも早く最終案をまとめる方針をこのほど明らかにした。

(続きは「日本流通産業新聞」7月30日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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