アライヴン/来期80億円達成を目指す /成長エンジンは水素水サーバー

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
企業認知を拡大させるためのイメージCM

企業認知を拡大させるためのイメージCM

化粧品シリーズ「LIVEAGE(ライヴァ―ジュ)」などでネットワークビジネス(NB)を展開するアライヴン(本社東京都、大井康之社長)はこのほど、16年7月期に前期比約40%増となる売上高80億円の達成を目指すことを明らかにした。同社の15年7月期の売上高は、前期比横ばいの約55億円になりそうだ。同社では来期(16年7月期)の大幅増収を達成するため、(1)化粧品ラインアップの拡充(2)水素水市場への参入(3)テレビCMによる広報活動の強化109640を3本柱とする施策を続々と打ち出している。

同社の旧社名はインヴェル・ジャパン。当初はブラジルのインヴェル社の下着などを中心に取り扱っていた。13年11月1日に、事業拡大に向けて自社独自の製品を投入するのを機に現社名に変更した。
 14年1月に、同社初となる独自開発の化粧品シリーズ「ライヴァージュ」を投入。同シリーズはヒト由来幹細胞培養エキスを配合した化粧品シリーズ。現在は化粧水やせっけん、炭酸パックなど7品目をラインアップしている。
 同シリーズは投入後、順調に売り上げを伸ばした。14年7月期の同シリーズの売上高としては、投入からわずか半年にもかかわらず、4億円を計上した。同期における、同シリーズ商品の売上高は、全社売り上げの20%を占めるほどとなった。
 ただ、15年7月期は下着・化粧品共に停滞感があり横ばいの着地を見込んでいるという。
 そこで同社では、売上拡大を目指し、ライヴァージュシリーズのラインアップ拡充に着手している。今年6月にはUVクリームを投入。さらに8月にはヘアケア用品としてシャンプーとコンディショナーの2品目を投入する。
 さらに、水素水市場にも参入した。今年6月に水素水サーバー「アライヴン水素水サーバー&AkalaWater(アカラウォーター)」を発売し、水素水市場に参入した。ハワイで採水された地下深層水に水素を充填して販売している。「来期の重点施策として、拡販を図っていく」(同)と言う。来期の大幅な売り上げ拡大をけん引する成長エンジンに育て上げたい考えだ。

(続きは「日本流通産業新聞」7月23日号で)

大井康之 社長

大井康之 社長

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ