アスクル 15年5月期/純利益86%増の40億円/BtoBの価格戦略が奏功

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アスクルの15年5月期連結業績は、当期純利益が前期比86・3%増の40億3200万円となった。主力のBtoB事業において仕入れ価格の低減と販売価格の引き上げが進んだ。BtoC事業は物流や広告への先行投資により30億円強の営業赤字となった。
 連結売上高は同9・2%増の2767億5900万円。計画には0・1%届かなかった。営業利益は同60・2%増の68億4900万円、経常利益は同56・4%増の69億5900万円となり、それぞれ計画を上回った。
 事業別では、オフィス用品を販売するBtoB事業の売上高が同6・4%増の2568億円だった。BtoC事業は売上高が同64・7%増の199億円だった一方、営業損失が32億円の赤字だった。BtoC事業の営業損失は四半期別では改善傾向に推移しているという。
 16年5月期の連結業績は、売上高が前期比10・0%増の3045億円、営業利益が同16・8%増の80億円、経常利益が同15・0%増の80億円、当期純利益が同9・1%増の44億円をそれぞれ計画している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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