ベルーナは6月3日、輸入商品の卸やネット通販を手掛ける丸長(本社静岡県、深沢隆一社長)の全株式を同日付で取得したと発表した。取得価額は公表していない。丸長の取得によって、ネット通販の強化や卸事業の拡大といった相乗効果を狙う。
丸長の株式16万株を取得した。丸長は輸入商品の卸やネット通販以外に国内商品の卸を展開。国内商品の卸事業は事前に、マルサン商会に譲渡している。15年3月期における商品卸とネット通販事業の業績は、売上高が45億300万円、営業利益は1億1500万円だった。
丸長は1959年、繊維製品の卸会社として設立。85年から貿易事業部を発足して輸入業務を開始しており、食品や雑貨などの輸入商品に強みを持つ。海外の有名ブランド商品も扱っており、小売業や通販企業、ディスカウントストアに商品を販売している。
ネット通販は「daily―3(デイリースリー)」のサイト名で展開。「楽天市場」のキッチン用品・食器・調理器具部門で7年連続して、ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
(続きは本紙 6月11日号で)
ベルーナ/商品卸会社を取得/ネット通販の強化などで
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