シルバーライフ/20年7月期、13.2%増に/OEM減少も、自社ECが伸長

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 高齢者向け配食サービスを手掛けるシルバーライフの20年7月期における売上高は、フランチャイズ(FC)加盟店が前期よりも105店増えたことで前期比13.2%増の88億3200万円になった。OEM供給する高齢者向け弁当通販を手掛けるウエルネスダイニング(本社東京都)の受注が減少したものの、自社のECが順調だったことから増収増益決算となった。
 セグメント別にみると、「FC加盟店」の売上高は同13.2%増の63億5000万円だった。FC数は、「まごころ弁当」が66店、「配食のふれ愛」は39店増加し全834店になった。
 高齢者施設向け食材を販売する「まごころ食材サービス」の売上高は、同5.4%減の11億9100万円。導入施設数は同628カ所増の6057カ所だった。冷凍食材端数パックを廃止した影響を受け減収。20年4月に冷凍食材を投入したものの、コロナ禍で積極的な営業活動ができず、売り上げの貢献には至っていない。
 OEM販売では、通販のウエルネスダイニングの委託販売の減少に伴い、売り上げも減少。ECによる冷凍弁当の販売は堅調に推移し、売上高は同38.4%増の12億9000万円と伸びた。
 21年7月期の予想売上高は、「FC加盟店」が前期比9.3%増の69億4000万円、「高齢者施設」が同1.6%増の12億1000万円、「OEM」が同6.9%増の13億8000万円と予測している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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